更新日 2025年01月21日 | カテゴリ: 自分を変えたい
仕事や育児、人間関係など何をしても上手くいかず、そのたびに自己嫌悪に陥る。皆さんはこのような経験がありますか?
こうした状態が長く続くと、あなたの心は悲鳴をあげてしまうかもしれません。 本記事では、そんな自己嫌悪から少しでも解放されるための方法をご紹介します。ほんの少し意識するだけ心が楽になるかもしれません。現在つらい状況にいる方は是非読んでみてください。
そもそも「自己嫌悪」とは、何なのでしょうか。広辞苑では、次のように出てきます。
自分で自分がいやになること。(『広辞苑 第六版』より引用)
つまり、自身を好きになることができない感情や精神状態のことです。この「自分をいやだと感じる」感情が続くと、自分で自分を否定し続けてしまうことにつながってしまうこともあります。 そうならないためにも、自己嫌悪に陥りやすい人は、その原因と対処法を身につけておきたいものです。
それではなぜ、自己嫌悪に陥ってしまうのでしょうか? 自己嫌悪に陥りやすい人達には、共通した特徴やクセがあるようです。 本記事ではその中でも特に気を付けていただきたい、2つの特徴を紹介します。 激しい自己嫌悪で悩んでいる方は、今から紹介する特徴に当てはまっている可能性があります。
場合によっては自己否定にも繋がり、あなたの心を深く苦しめてしまうこともあるため ぜひ自問自答してみてください。
自己嫌悪に陥りやすい人は「完璧主義」であることが多いと言われています。 自分が理想とする完璧な姿と、現実の姿が一致しなことで自己嫌悪を感じてしまうのです。
完璧主義な人は、「こうありたい」、あるいは「こうあるべき」という理想の姿が強いです。それゆえ、自分が想定した結果や評価が得られなかったり、些細なミスをしたりすると、ひどく落ち込んでしまいます。周りから見ると些細なことであっても1週間、1ヶ月と長期間引きずってしまう人も。
完璧主義が悪いわけではありませんが、失敗は誰にでもあるのだと時には割り切ることも大切です。
自己嫌悪は自分を強く否定することでも陥ります。 例えば、仕事や学校でライバルが自分よりも良い成果をあげたとしましょう。 そんなとき「自分は負けた」という事だけに意識が向けられてしまい、自分を否定していませんか? しかしあなたも、あなたなりの努力をしているはずです。負けた、失敗した、ということだけを見るのではなく、努力した自分を認めてあげることが大切です。
それ以外にも、些細なことでイラっとし、誰かに必要以上の怒りをぶつけてしまい、そのあと自己嫌悪に陥る......というパターンも多いようです。 冷静さを取り戻すと、「怒る必要はなかった」「きつい言葉をあびせた」ということを認識し、自分は最低だと否定してしまいます。
これらは誰にでも起こる状況です。この際に大切なのは、自分を否定してしまわないこと。もちろん反省は大事ですが、失敗した自分を責めてはいけません。少し意識するだけでも変わってくるものですので是非心がけてみましょう。
ここまで自己嫌悪に陥りやすい人の特徴についてお話しました。 現在この記事を読んでいる方の多くは、先述した特徴に自分、もしくは親しい人が当てはまり悩まされているのではないでしょうか?
ここからは「どうしたら自己嫌悪から抜け出せるのか」についてご紹介していきます。 最初は難しいかもしれませんが、少しずつ考え方のクセを変えていきましょう。
自己嫌悪に陥りやすい人達は、できなかったことに目を向けてしまいがちですが、自分ができたこと、頑張れたことを意識的に探してみましょう。何気ない生活の中で、小さな成功を見つけることは自信にも繋がり、更に今まで気が付かなかった自分の長所や特技を発見できることもあります。 成功体験を増やすためにはハードルを上げすぎず、小さな目標を立てることがポイントです。
例えば部屋の掃除をするとします。部屋全体をすべてきれいにするのは大変かもしれませんが、机の上だけならどうでしょうか。掃除する範囲を狭く設定してしまうことで、目標を達成しやすくなります。 この時に注意することは「机だけしか掃除ができなかった...」ではなく 「いつもは汚い机を綺麗に掃除できた!」と考えることです。これで小さな目標がひとつ達成されます。
目標は大きければ大きいほど、達成まで時間がかかりエネルギーも必要になります。 そして大きな目標は小さな目標に比べて、成功する確率も低くなるものです。
まず自分ができそうな範囲から少しずつスタートしてください。また完璧である必要もありません。少しでも実行できたら、実行できた自分をほめること。 目標達成ができない自分を過剰に責め、自分自身が嫌いにならないようにしてみてください。
人は誰しも生きていく中で失敗をし、挫折もします。これは当たり前のことであり、どれだけ才能に恵まれた天才でも多くの失敗を経験していることでしょう。私たち人間は失敗することで学び成長しているのです。
また感情に流されて言うつもりがなかった言葉を放ち、誰かを傷つけてしまったり、思わぬことから誰かに迷惑をかけてしまったりすることもあるでしょう。 そのたびに、自己嫌悪を感じてしまうかもしれません。しかし、大事なのは自分を否定することではなく、何故そうしてしまったのか振り返り客観的に考えることです。その上で、もしも自分に否があった場合は反省し次に活かせば良いのです。そしてどんな自分も受け入れてあげましょう。こうした積み重ねが成長に繋がります。あなたの理想に近づくために少しの行動と考え方を変えてみてください。
自己嫌悪は辛いものです。一方で、自己嫌悪に陥るからこそ、反省する機会が得られることもあります。反省し、改善していくことで、私たちは成長に導かれます。自己嫌悪という感情はマイナスな影響だけを与えるわけではないのです。自らを否定せず、自尊感情を保った状態で、自己嫌悪と上手に付き合っていきましょう。
そのためには、自身のマイナスな面ばかりに目を向けるのではなく、できたことを意識し、どんなあなたも受けいれてあげましょう。
とはいえ、急に自分で自分を受けいれられるようコントロールするのは難しいものです。あまりにも長い時間、自己嫌悪で苦しんでいる場合は、誰かに話しを聞いてもらうのも対処法の一つです。
プロのカウンセラーはあなたの考え方の習慣を変えるお手伝いもしてくれます。自己嫌悪の念が強く、生きづらさを感じるのならばカウンセリングも是非検討してみてください。
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