更新日 2024年05月13日 | カテゴリ: ストレスに対処したい
仕事やプライベートでの人間関係に疲れを感じたことはありませんか?
人間関係の悩みは、ほとんどの場合簡単には解決できないものです。しかし、考え方ひとつで人間関係は今よりスムーズになるかもしれません。
今回は、人間関係に疲れを感じている人に、人間関係をラクにするコツやストレスへの対処法をご紹介します。
社会人の場合、疲れを感じる人間関係に「職場での人間関係」を挙げる人は多いのではないでしょうか。
「業務そのものよりも、人間関係に疲れる」という方もいるかもしれません。
こちらの気持ちを考えずにプライベートを詮索する人、自分の都合で仕事を押し付ける人などが近くにいると、ストレスを感じてしまいます。毎日顔を合わせる相手となると簡単にシャットアウトもできず、優しい人なら気を遣って相手に合わせてしまうこともあるでしょう。
職場などのせまい世界のなかでは、平穏に過ごすために人間関係を良好にしようと、自分の気持ちよりもうまく立ち回ることを優先しがちです。
仕事をスムーズに進めるためにも社内でのつながりは大切にしたいものです。けれど、そのためにストレスを感じ、精神をすり減らしてしまうと、かえって仕事に影響を及ぼすことになりますます疲れてしまいます。
人間関係による疲労感に少しでも気づいたら、ストレスチェックをしてみましょう。
ストレスを客観的にチェックすることで、疲れの度合いや原因を認識し、対策が立てられるかもしれません。
ストレスチェックは、ストレスを感じる質問票に記入し、結果を集計・分析することで自分のストレスがどのような状態にあるかを調べる簡単な検査です。「労働安全衛生法」の改正により、労働者が50人以上いる事業所では年に1回のストレスチェックが義務付けられています。
また、精神科や心療内科のホームページを調べると、簡単にストレスチェックやストレステストを受けられます。
勤務先でストレスチェックを実施していない場合は、このような簡易的な検査を利用してみるのも良いでしょう。
ストレスチェックの項目には、人間関係以外の項目もあります。現在感じている疲労感の原因を分析するためにも、まずはストレスチェックを受けてみてください。
ストレスをそのままにしておくと、身体の不調を生み、病気を誘発してしまう可能性もあります。自分自身を守るためにも、疲れやストレスの原因を特定し向き合っていきましょう。
人間関係に疲れを感じてしまう理由はさまざまです。
無意識のうちにやっていることが、疲れをためる大きな原因になっているかもしれません。思い当たることはないでしょうか。
嫌われないように良い人になろうとしすぎていませんか?
優しく感受性が豊かな人は、相手の気持ちを敏感に感じとります。
周囲の状況を考えて相手の意見を尊重したり、困っている人を助けたりするのは、とても素晴らしいことです。しかし、まわりから嫌われないようにするために「NO」と言うのを我慢したり、過剰に良い人でいようとするのは自分の気持ちを押さえ込み、疲れやストレスを招く結果となってしまいます。
他人の評価ばかりを気にしてしまう人は、周囲が求めている自分と本来の自分とのギャップに苦しみ、人間関係に疲れを感じることがあります。
職場や家族、友達からの評価を落とさないためにキャパシティ以上のことを引き受けてしまったり、人に頼みごとができない人は要注意かもしれません。
他人の期待に応えることを最優先にしてしまうと、気づかないうちにやることも増え、心も体も疲れてしまいます。
「こんな思いをするくらいなら一人でいる方がいい」と心を閉ざしてしまう前に、人間関係をラクにするために出来そうなことに目を向けてみてください。
嫌われる勇気とはなんでしょうか。
哲学者の岸見一郎氏が古賀史健氏と著した『嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラーの教え」』を見てみましょう。
アドラー心理学の創始者で精神科医でもあるアドラーは、「すべての悩みの原因は対人関係にある」としたうえで、その解決方法を「嫌われる勇気」としています。
嫌われることを恐れず、今をどう生きるかを自分自身で決めることが悩み解決への第一歩、幸せへの大きな一歩だと言えるのではないでしょうか。
職場やプライベートで、一緒にいると疲れを感じてしまう相手はいませんか?
いつもイライラしていたり頻繁にため息をつく人 会話のなかに愚痴や批判的な言葉が多い人 あなたのことを傷つける人
苦手だな、気を遣うなと感じる人たちの近くにいると、少しずつ神経は消耗してしまいます。
一緒にいて気疲れする相手とは、できるだけ距離を置き、表面的な付き合いにとどめるのがよいでしょう。
どんなに人間関係を良いものにしようと努力しても、人と人とが関わる社会ではさまざまな人間関係が交錯し、うまくいかないこともあるでしょう。
特に職場などのせまい世界に長期間いると、構築された人間関係からはなかなか抜け出せないものです。
人間関係に疲れを感じたときには、まず勇気を出して、ストレスを感じる相手と少し距離を取るようにしてみてください。必要最低限の礼儀さえ欠かさなければ、苦手な人と無理に仲良くする必要はありません。
他人からの評価を過剰に意識してしまう人は、他人への意識をもう少し自分に向けてあげ、自分の気持ちや自分の時間を大切にしてみてください。
気持ちが充実する時間が持てれば、ストレスの解消にもなりますし、人間関係ばかりを意識せずに過ごせるのではないでしょうか。
人間関係で感じる疲れをそのままにしていると、心の病気を誘発する可能性もあります。
「疲れたな」と感じたら、無理をせず、ため込まないようにしましょう。誰に相談したらいいか分からないという場合には、早めに医師や専門家に頼るのもひとつの手ではないでしょうか。
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