更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自分を変えたい
「今週も予定のタスクを完了できなかった」
「いつまでも放置してる用事があって、気になってるんだけど、ついそのまま…」
スケジュールをしっかり立てたつもりなのに、なぜかいつも作業やタスクを「後回しにする」「いつまでも残ってしまう」という経験、誰もがあるのではないでしょうか?
スケジュールやタスクリストを効率的に組むには、その用事が必要とする時間や作業量はもちろんのこと、「自分が得意とするもの」を把握しておくことも大切です。
ここでは自分の性格に合わせた効率的なスケジュールの組み立て方について、ポイントを紹介していきます。
スケジュールやタスクを組む上で把握しておきたいのが、自分の心理タイプが「安定型」か「刺激型」かと言う点です。 まずは普段の自分の仕事や生活を振り返ってみましょう。
<<安定型>>
毎日の日課、家事、決まった行動、すでに行ったことがあるタスク、このような「ルーティンワーク」的なタスクは日々こなしている
・季節の行事、新しい人との出会い、行ったことが無い場所へ赴くなど、「普段行わないタスク」を後回しにしている
<<刺激型>>
・イベント、大掃除・衣替え等の大型の家事、重要な会議などになるとやる気が出る
・日々の事務仕事、日常の家事などのルーティンワーク、一度行った学習などの「復習作業」を後回しにしがち
心理学的に見た場合、「安定型」は、日常の小さなタスクを日々こなすことで「できた!」と感じられる成功体験(アハ体験)を積み重ねており、この点を重視していると言えます。
反面、「失敗」を回避したい、失敗が恥ずかしいという心理も強く、この回避傾向が「知らない世界へと踏み出すこと」への気持ちを妨げているのです。
反対に刺激型の場合、成功体験へのハードルがやや高いと言えます。
ルーティンワークなどの小さなタスクではなかなか満足感が得られないため、より大きな作業やイベントを欲するというわけです。
一般的には年齢が低い方が<<刺激型>>が多い傾向にありますが、もちろん個人差も大きいものです。
自分が普段どちらを得意としているか、何を苦手と感じているかを思い出してみてください。
安定型の人にも刺激型の人にも、苦手とするタスクやスケジュールはあるものです。
こんな時に「嫌な用事から片付けていけ」と言う人もいますね。
しかし例えば仕事に入って最初の取り掛かりが「イヤだなあ」と感じるものだと、その日1日のモチベーションが上がりません。
1日のタスク全体への取り掛かりが遅くなったり、普段なら成功できていたタスクも完了できないと言った弊害が出る恐れもあります。
ですから、1日の始めや週の始めなど、作業や仕事への取り掛かりはまず「得意なタスク」から始めるように計画を立ててみましょう。
そして、次には「苦手とするタスク(スケジュール)」を入れます。
1日の作業の終りや週末の近くには、また「得意なタスク」を入れるように意識してみてください。
つまり「苦手なタスク」を「得意なタスク」で挟み込むのです。
初手に成功体験(アハ体験)を得られると、人間は「自分はできる、やれる」と思いモチベーションが上がるもの。
その「気分が乗った時」を逃さず、苦手なタスクをこなしてしまうというわけですね。
子供の頃、おつかいを頼まれた時などに「嫌だな、面倒だな」と思っても、その後のお小遣いなどが楽しみでお手伝いをしていた…という人は多いはず。
お小遣いと言った金銭のみならず、人間は自分の行動や作業に対して何らかの「ご褒美」があると知ると、俄然やる気を発揮します。
心理学ではこれを「心理的報酬」と読んでいますが、スケジュールを立てる時には自分で自分自身に「ご褒美」をあげるようにしてみましょう。
<<刺激型>>の人の場合、日々のルーティンワークが苦手なわけですから、報酬は毎日必要ですね。
小さな報酬を設定して、自分自身を褒めてあげましょう。
例えば朝のルーティンワークが終わったら、気に入ったお茶が飲める、好きなお菓子がひとつ食べられると言ったものでも構いません。
<<安定型>>の人の場合、苦手なタスクが時間がかかるものであることも多いので、この場合には報酬もやや大きめに。
「このプレゼンを成功させたら、旅行に行こう」など、自分の好きな報酬を設定してみましょう。
いずれにしても、予定を組んだ時にこれらの報酬を考えて、一緒に書き込んでおくことが大切です。
「苦手だ」と思っていたタスクも、心理的報酬があり、さらに成功体験を得やすい得意タスクで挟み込むことで、タスク完了までの心のハードルはグッと下がることになります。
また、一度タスクをやり遂げることができるとそれがまた「成功体験」となり、苦手とするタスクを徐々に減らすことにも繋がるのです。
まずはスケジュール帳を開いてみて、今日、そして今週のスケジュールを立て直すところからはじめてみましょう。
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