更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自分を変えたい
「今日やろうと思っていたのに、忘れてた」「ちゃんと覚えたつもりだったのに、ついウッカリしてしまった…」等など、注意力や記憶力が不足して「うっかりミス」をしてしまうことってありますよね。
このようなミスは誰にでもあることですが、あまりにもその回数が多い場合、仕事やプライベートに支障が出てしまう可能性も無視できません。
でも、ちょっとした仕草や方法に気を使うだけで「うっかりミス」は減らしていくことができるんですよ。
ここでは日々の仕事や生活の中で注意力や記憶力を高めていくためのコツをご紹介していきます。
電車の車掌さんや工場のライン点検などを行っている人たちは、必ずその方向に向かって人差し指を伸ばし「●●OK!」「●●確認!」と声を出して確認作業を行っていますよね。
これを「単に会社のマニュアルがそうだからやっているのだろう」と思っている人も多いのではないでしょうか? ところが、心理学的にもこれらの仕草は「正解」と言えます。 「仕草」は人間の注意力を大幅に上げることがわかっているのです。
特に手の仕草は脳の中でも大きな部分を占めており、大脳皮質の領域のうち30%以上は「手を動かす」ことに関わる領域であるとされています。 そのため「手の動かし方」と「記憶」を絡めれば、記憶するべきことと、確認するべきことを脳に覚えこませることができるというわけなんですね。
毎日行う確認作業など、ついつい注意力が散漫になってしまう時には、「●●良し!」「●●OK!」と指をさして確認するようにしてみましょう。 また「今日は3つやるべきことがある」という時には、指で数えながら確認をするというのもおすすめです。
よくメモやノート書きについて「手描きでないと覚えられない」という人がいますね。 実はこれは珍しいことではありません。
パソコンやスマホなどデジタルで書かれた文字は、いつ誰が使っても同じフォント(字体)であれば字の大きさなどに違いはありませんね。 そのため人間はこれを「情報」と感じ、主に左脳で「書かれた情報」のみを記憶しようとします。 パソコン・スマホでメモをしたものを思い出そうとする時、その「表示されていた字体」までを視覚的に思い出せる人は非常に少ない傾向にあるのです。
反対に手書き文字や手書きのノートの場合、その字体などは書いた人などによってさまざま。 字の大きさやクセなどは同じ人が書いてもその時時に違いますから、人間の脳は「情報処理」として左脳を使うのと同時に、それらの字や配置などを「図形である」と感じて右脳でも記憶しようとします。
メモを書く時に重要な箇所を独特な字体で書いたり、色使いなどを変えたりすれば、より視覚的な記憶力を上げていくことができるというわけですね。
「大切なことは☆マーク」「赤で囲んだ部分は重要」と言った基本的なルールを作ることで、視覚的効果はより高めていくことができます。
視覚効果を狙って注意力・記憶力を上げる方法として、「目のつく場所にメモや張り紙をする」という方法を取る人は多いもの。 この方法はもちろん効果的ではあるのですが、何枚ものメモ書きや張り紙をするのは却って逆効果です。
人間の脳は集中すべき方向性が増えれば増えるほど、ひとつひとつのものに対する集中力が下がっていきます。 これは心理学でも「注意集中」と呼ばれている度合いの一つなのですが、人間の注意集中力を同時進行できるのはせいぜい2つ程度。 複数の対象に向けられた注意力は「分割的注意」と言われ、数が増えれば増えるほど注意力は散漫になり、適正な処理ができなくなっていくのです。
メモや張り紙などをするのは原則1つ、最大でも2つまでに留めておくようにしましょう。 「もっと沢山やるべきことがある」という時には、貼りだす紙は2枚までにして、タスクや目標を終了するごとに目の付く場所に張るメモを変えると言った対処を取ってみることも大切です。
記憶力や注意力を高めるために大切なもうひとつのことは、「私は記憶力が悪い」「うっかりものだ」などと思わない・言わないことです。 自分自身を何度も卑下していると、その言葉は「私は記憶力が悪いのだ」という自己暗示をかけてしまうことになります。このような言葉が繰り返されることで、本来持っていたはずの記憶力や注意力が下がってしまう可能性も大。 「気をつければちゃんとできる!」という気持ちで取り組んでみてくださいね。
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