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私がうつ病と診断されるまでーうつ病はどのように発症したのか

公開日 2015年12月25日 |
カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
私がうつ病と診断されるまでーうつ病はどのように発症したのか

産業カウンセラーのマユミです。

私は 2010年10月の約5年前、うつ病と診断されました。2年間の休職を経て、復職し、現在も仕事をしながら、投薬治療を続けています。

▪︎「うつ」ってどんな前兆があるんだろう
▪︎自分の周囲の人のことが心配
▪︎最近、自分、調子があまりよくないな

上記のような悩みを抱える方々の情報となる「うつ」の本がたくさん出版されています。また、製薬会社からの無料のパンフレットなどにもたくさんのことが書かれるようになりました。これまでわからなかった症状や薬の説明などがわかりやすく記載されています。

ですが、その内容は一般的な事象にとどまるケースがほとんどです。そういった中で、具体的な症状(気持ちや行動)が記載されているものがほしいと思われる方もいらっしゃると思います。そのような方々に対して、私は「実際に体験した症状」の情報が必要であると思うのです。

「うつ病と診断されるまでの経緯とそのときの心情、どんな行動をとっていたか」

私の実体験を元に、できる限り詳細に書いていきたいと思います。そして、この内容が
■疑問をもつ方の情報源
■うつ病の予防、気づきのきっかけ
になる可能性があるのなら、私はとてもうれしく思います。

私がうつ病と診断されるまで:体とこころに起こった変化

では、早速ですが、時系列にて、記載していきたいと思います。

私は5年前、転職という大きなイベントを経験しました。毎日が四苦八苦の連続で、怒涛のように日々は過ぎていきました。そして、1年が過ぎる頃、急に体に変化が現れました。

1. 最初の兆候:胃に異変

ある日曜。午前中から、お腹あたりがしんどく、胃がズドーンと重いのです。「疲れているのかな」と思いながら、横になっていました。夕方になってもその重さはなくならず、次第に痛みを伴いはじめました。

そして、夜になると、体がとても寒く感じ始めます。「とにかく暖かくしよう、お風呂に入ればよくなる」そう思い、食事もそこそこに、1時間ほどお風呂に入りました。

お風呂は暖かい、けれどいつまでたっても寒気が治まらないのです。とにかくお風呂をでて、ベッドにやっとのことで横になりました。 それから、寒気、震えが続き、胃の痛さが増してきて、4時間ほどベッドで転げまわりました。さすがに、これは危険だと思い、救急車を呼び、病院へ搬送。診断は胃けいれんと言われる症状でした。熱も39度でていたので、点滴を打ち、朝方、ひとり、とぼとぼと自宅に戻りました。

2ヶ月後、また同じ現象に陥り、病院へ。

医者から「ストレスがたまっているのでは?」と言われ、これを飲むと、落ち着くという薬をもらいました。その薬は初めて見る薬でした。でも、これはどうしようもなくなったら飲もうと、お守りの気持ちでそっと薬箱にしまいました。

上記の胃の症状から数ヶ月後、だんだんと自分の中で何かが変わっていっていたように思います。

2. 衝動的な行動:イライラがとめられない

新しい会社で慣れるにはと、下記のようなことを私は考えていました。
「1年は反論せず、素直に言うことを聞いて、仕事をしよう」
それがそもそもの間違いだったのかもしれません。

そのときの上司は理不尽に思えることなども言ってきましたが、最初のうちは
「何も知らない私に教えてくれているんだ」
と思い、何も言わずにいました。

彼は私の仕事の進捗がよっぽど気になるのか、2時間おきには席にきて、
「どうなった?進んでいるか?」
上司に何か言われるたびに、イライラがつのっていきました。そして、我慢できなくなると、トイレに行っては、壁などを思いっきり殴る・蹴るをして、発散するようになっていきました。手はみるみるうちに紫色になり、それが普通になっていきました。

3. 配慮の欠如:家族にあたる

家に帰るととにかく
「だれかに仕事のつらさや大変さをぶつけたい」
というたまらない衝動に駆られました。毎日のように両親に電話をしては怒鳴り散らし、そのまま切るということを繰り返していました。
「とにかく、とにかく誰かに言いたい」
その気持ちだけで動いていました。相手の気持ちなんて関係ない。後に、それを受け止めてくれていた両親にはとてもひどいことをしたと今はただ反省しています。
「相手のことを思う」そんな単純なことができなくなっていた自分がそこにいました。

4. 気持ちの空回り:極端に視野が狭くなる

イライラはみるみるうちに、焦りへと変わっていきました。目の前の仕事を早くしなければという思いでした。
焦っていました。早くしなければいけない。
焦る。
早く……。
仕事が進まなくなりました。いや、自分の気持ちや認識、すべてが進んでいない感覚になっていました。

そのとき、進んでいる仕事はあったと思います。しかし、すべてのことが進んでいないような気持ちになっていました。

そして、覚えているのは自分の仕事とその関係者のことだけ。向かいの席に座っていた同僚のこともまったくといっていいほど、覚えていないのです。
それだけ、極端に視野が狭くなっていたのだと思います。

5. 睡眠障害:夜に何度も飛び起きる

焦りがつのってくると、夜の眠りにまで影響が出始めました。毎夜、仕事が間に合わない、どなられる、仕事が終らないなどの夢をみるようになりました。

最初は、朝の4時~5時の間に1回、びっくりして飛び起きていました。それが1週間、2週間たつと、2回、3回に増え、最終的には夜、1時間おきに、飛び起きるようになっていました。
時にはおおきな声で、「うわっ!!!」と叫び、自分の声で目覚めたこともあります。
そうして飛び起きたときには決まって、尋常ではない量の汗をかいていました。まるで、朝、顔を洗ったときのように。びっしょりと。。。 毎夜1時間おきに起きるといったことが2ヶ月ほど続きました。気が気ではなくなり、始終仕事のことを考え、眠りも当然浅くなっていきました。

6. 感情のコントロールが効かない:会社に行くだけで涙が出る

ある日、雨でした。今でもその日のことは妙に覚えています。会社にいくのがいやなのに、会社に行く。歩くと30分くらいです。10分歩くと、急に勝手に涙がでてきます。それをこらえ、というかこらえられず、そのまま10分歩きます。また涙がでます。なんだかわからないが、涙がでるのです。今度は5分後。涙が止まらない。
勝手に出てくる涙。
このときはもう感情をコントロールすることが困難になっていたのかもしれません。

7. 希死念慮:死ぬ方法をイメージする

デスクで仕事をしていました。そして、ふと上を見上げて、
「屋上に出られたら、そこから飛んだら楽になるかな」
と思い、イメージします。あ、楽になれるかもと思います。でも、実行はしません。

そんな勇気も気力もないのです。

電車に乗ります。そして、ふと線路を見て、
「飛び込んだら、楽になれるかな」
と思い、イメージします。あ、いいかもと思います。でも、死体を片付ける家族が大変だし、やっぱり実行はしません。

何かあるとそれでどう死ねるのか、考えるようになっていました。

8. 閉じこもり:誰にも会いたくない

うつ病と診断される直前、私は誰とも会わなくなりました。人一倍、土日には予定を詰め込み、楽しむのが私の当たり前でした。 それが、うそのように。そのとき、付き合っていた人(現:主人である)と、付き合い始めて半年もたたないときでした。一番楽しい時期。毎週会うのを楽しみにしていました。
「この人がいれば、やっていける」
そう思っていました。

ですが、私は金曜の夜から日曜にかけて、部屋に閉じこもりました。会社に行く以外、最低限の買い物をするだけが1ヶ月ほど続きました。そうせざるを得ない心情でした。そうせざるを得ない体のつらさでした。

付き合っていた人にも「来ないでほしい」とメールしていました。

このときの記憶はほぼありません。もうだれとも会う気力がないといった状態だったと思います。

9. 罪責感:何もかも自分のせいだと思い込む

話の最初( 1 )にて、お話した「これを飲むと少し楽な気分になる」と言われて、渡された薬。
最後の最後、もうダメだと思ったときに飲もうと決めていました。
ついに、そのときが来てしまったのです。

「もう楽になりたいよ」

その薬を飲んだ日から、ベッドからまったくといっていいほど起き上がれなくなりました。3日間、ほぼベッドの上だったと思います。その薬は抗不安剤とよばれるものだと後から知りました。

心配した父親が様子を見に来てくれました。そのときの父の言葉も覚えているのはわずかです。後に父から聞いた話ですが、私はまともに会話もできない状態だったそうです。そして、父は私にこう質問をしました。

「もし、やってもいないのに、お前が泥棒と疑われたら、どうするんだ?」

私の答えはこうでした。
「自分ではやっていなくても他人からそうみられて疑われたら、どうしようもない」
このときの私はもう何もかも、自分が悪いのだと思い込み、正常な判断ができなくなっていました。

このあとすぐに、父は心療内科に私を連れて行きました。そこで、うつ病と診断されました。

おわりに

皆様、いかがでしたでしょうか?
このような詳細な症状を書き綴ったのは初めてのことです。
しかし、皆様のお役に立つ情報となれればと思い、正直に書きました。もし、このような症状など、一般的に言われている症状とは異なった症状が出ている場合でも、過信をせず、気になったら、早めの処置をしていただくことに越したことはないのです。

私のような人がこれ以上増えていかないでほしい。強く願うばかりです。

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