更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自分を変えたい
家の中をゴミでいっぱいにしている「ゴミ屋敷」の問題、女性芸能人等による「お風呂に入らない」といった不潔さの告白など、「自分で自分のことが管理できない」という人の数は年々増える傾向を見せています。
「ゴミ屋敷ってほどじゃない」という人の中にも、「食事をするのも面倒でお菓子や適当なもので済ませてしまう」「お風呂に入るのも面倒」と言った状態になっている人も多いのではないでしょうか?
通常の生活を送るための、自分の世話ができない状態--この問題は最近では「ネグレクト(育児放棄・介護放棄)」という用語から転じて「セルフ・ネグレクト(自己放棄)」と呼ばれるようになっています。 今回はセルフネグレクトの特徴や原因、そして対策についてご紹介していきましょう。
まずはセルフネグレクトの状況について、日々の生活をチェックしていきましょう。
上記の項目について、「常日頃そうである」というYESが多ければセルフネグレクトの状態である可能性が大。 また「人目が無い一人の状態になると、そうなる」「休日等にそうなる」というYESが多い場合「セルフネグレクト予備軍」である危険性があります。
セルフネグレクトになる原因には様々なものがあります。
セルフネグレクトを脱却する上で最も重要なのが「現在、自分で自分の世話ができていない(十分ではない)」ということに気づく点です。
栄養不足による体調の悪さや、不潔な状態にいるための湿疹・アレルギー疾患等の不調、自律神経の失調、不眠といった健康問題が既に出ているのに、その問題を「セルフネグレクトが原因である」という点に気づいていないケースも数多くあります。
まずは「現状、自分が一人でいる時に快適な状態に居られていない」ということを自覚し、改善することを考えましょう。
セルフネグレクトの状況を自分一人で解決することは非常に困難と言えます。 家族や友人・恋人が遠距離等に居り現状を相談できていないという場合には、すみやかに連絡を取り「自分一人での解決が難しい」と相談してみましょう。
また行政に相談することで、地域ボランティアの依頼・地域ネットワークへの参加ができるケースも多々あります。自分一人で抱え込まず、なるべく早期の段階で周囲への相談を行うことが大切です。
不眠や自殺衝動等の抑うつ症状が見られる場合には、早期に精神科・心療内科を受診し専門医及びカウンセラーによる治療を受けることが重要です。また認知症、アルコール依存症についてもそれぞれの専門機関を受診し、病気の治療に努めることが先決となります。
「セルフネグレクト」は重症化することで餓死・病死といった「孤立死(孤独死)」に繋がることもある深刻な問題です。 「自分の世話をしないことがラクだ」と感じ始めたら、セルフネグレクトのシグナルが鳴っている証拠。 自分の心の孤独さや辛さを振り返り、まずは心のケア、そして自分の生活のケアを行っていくようにしましょう。
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