うつ病からの復職が不安…失敗しないために覚えておきたい事

更新日 2018年11月13日 |
カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
うつ病からの復職が不安…失敗しないために覚えておきたい事

「また再発したらどうしよう...」
「休んでいた分の遅れを取り戻せるか」
「職場の人に好意的に受け入れてもらえるか不安」

うつ病治療のための休職期間の終わりが近づいてきた人の中には、無事復職できるか心配な人も少なくないでしょう。また、復職していいかの判断に迷っている人もいるかもしれません。今回は、うつ病で休職している人に向けて、復職を考える際のポイントを紹介します。

復職しようとする人に会社が求めること

診断書の提出

うつ病で休職していた社員が復職する際に、多くの会社ではうつ病が寛解し、仕事をするための気力や体力があることを証明する医師の診断書の提出を求めます。社員の自己判断ではない、診断書というお墨付きを得ることで、会社は安心して復職手続きを進めることができます。主治医に復職の時期を相談し、許可が出たら診断書の作成を依頼しましょう。

休職に至った要因の分析ができている

うつ病は再発しやすい病気といわれています。社員にとっても、会社にとっても、せっかく復職したにも関わらず、再休職することは避けたいことでしょう。うつ病による休職を繰り返さないためには、今回の休職に至った要因の分析ができていることが求められます。

例えば、「相手を気遣うあまり仕事を断れず、長時間労働のためうつ病になった」「職場の人間関係の悩みを誰にも相談できず、ストレスから体調を崩してしまった」等、休職に至った要因には様々なことが考えられます。

今回の休職に至った要因が何であるのかを分析することによって、自分がストレスを感じやすい状況を知り、また同じような状況に陥った時も早めに対処できることが期待できます。

ストレス対処法が身についている

どんなに復職のための環境が整っていても、また職場の人たちの理解や協力を得られているとしても、ストレスがゼロになることはありません。どんな人でも、他人とコミュニケーションを取りながら仕事をするということは、多かれ少なかれストレスを感じるものです。ストレスを全く受けないようにすることは難しいため、ストレスを溜め込まないようにする方法を身につけることが大切です。

例えば、軽い運動を仕事後にすることを習慣にしたり、週に1回映画を観ることを楽しみにしたりして、会社のことを考えない時間を意識して持つようにしましょう。また、オンラインカウンセリングなど社外で気軽に悩みを相談できる環境を整えることも方法の1つです。

復職する際に会社に相談すること

異動や配置転換の希望

長いこと休職をしており、いきなり復職前と同じような業務を担当することに不安を覚える人もいるでしょう。うつ病等の精神的な病気は調子の良い時と良くない時の浮き沈みがあることが多いです。復職を決める時は体調が良いかもしれませんが、復帰してから業務に耐えられなくなる可能性もあります。

また、職場の人間関係が原因でうつ病になった場合、復職前と同じ部署に戻ることが怖いと思う人もいます。そのような時は、会社に部署移動や配置転換等が可能か相談してみましょう。会社が復職する社員に求めることは、健康的に仕事をしてもらうことです。そのために必要なことであれば、遠慮せずに希望を伝えてみましょう。

勤務条件の調整

復職後も体調によっては、朝夕の通勤の混雑を避けたかったり、定期的な通院の必要があったりと、復職前と同じような勤務条件で働くことが難しい人もいます。そのような時は、時短勤務やフレックスタイム制度の利用が可能か会社に相談しましょう。仮に、そのような制度が社内にない場合でも、調整が可能かどうかを確かめます。

例えば、正式な復職や通常の勤務に戻る前に「試し出勤」の期間を設けてもらうことを提案するのも方法の1つです。

【試し出勤等の例】

試し出勤

復職後に配置される職場に、試験的に一定期間継続して勤務する。

通勤訓練

自宅から職場まで通常の通勤経路で移動し、職場付近で一定の時間を過ごしてから帰宅する。

参考資料:厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」

復職後の過ごし方

無理せず自分のペースで

無事復職したら、自分のペースで仕事をすることが大切です。中には、「休職中に迷惑をかけた分、頑張らなくてはならない」等、焦ってしまう人もいるかもしれません。急いで復職前の自分になることを目標にせず、「朝起きることができた」「時間通りに出社できた」「今日は◯時間、会社にいることができた」等、できたことを数えることを意識しましょう。

我慢しない

うつ病にかかった人は、責任感が強く、我慢強い人が多いようです。これらの要素は、仕事をする上で大切なものですが、自分を追い詰め体調を崩す要因にもなり得ます。うつ病の病歴を持っている人は、なおさら注意が必要です。

うつ病で休職していた人の中には、「これ以上、周りに迷惑をかけたくない」と様々なことを我慢してしまう人もいます。「これぐらい我慢できる」と過信せず、ちょっとでも体調不良が見られたら、すぐに他人や医療機関に相談することが大切です。

復職後にうつ病が再発したら

退職して治療に専念する

うつ病の再発率は60%もあるといわれています。そのため、どんな人でも再発する可能性はゼロではありません。うつ病が再発したと診断されたら、仕事から離れ、治療に専念します。まずは、会社の就業規則で再休職が可能か確認しましょう。もしも会社から完全に離れることがうつ病の治療に必要だと判断した場合は、退職することも選択肢の1つです。治療に専念できる環境を整えましょう。

参考サイト:職場復帰のガイダンス(働く方へ)|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

転職する

通院で治療を受けられると診断された場合には、転職活動をする方法もあります。転職活動では、選考結果に一喜一憂する等、どんな人でもストレスを感じるものです。ストレスが体調に影響を及ぼすことも考えられるので、必ず主治医に相談してから始めるようにしましょう。

転職活動をする際には、自分らしく働ける仕事内容や勤務条件、職場の雰囲気等を見直すことがポイントです。

ここでは、うつ病で休職していた人に向けて、復職を考える際に覚えておきたいことを紹介しました。自分らしく健康的に働き続けるためには、焦らないことが大切です。今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

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