更新日 2025年03月05日 | カテゴリ: カウンセリング
『いつか転職したいけど、いつ転職するのが正解なんだろう』
『ずっと今の仕事を続けていていいのかな』
仕事や人生設計の悩みは、一人で考えていても中々答えが出にくいもの。そんな悩みを相談できるのが、キャリアカウンセリングです。
キャリアカウンセリングについて、具体的な相談の流れや内容、費用などを解説します。
この記事のまとめ
→キャリアカウンセリングは、オンラインカウンセリングでの相談もおすすめ
厚生労働省によると、“「キャリア」とは、一般に「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられる”ものと定義されています。
キャリアカウンセリングは、その名の通りキャリア形成にまつわるカウンセリングです。つまり、自分の仕事における技能や知識、能力をどのように形成していくかについて相談に乗ってもらえる場です。
キャリアには職業にまつわるキャリアを指す「ワークキャリア」とより広く生活全般を指す「ライフキャリア」があることはご存じですか?キャリアカウンセリングの相談内容には、この両方のキャリアの形成が含まれています。
仕事にまつわる悩みには、人間関係や私生活、性格や人生観など、様々な要素が関連します。キャリアカウンセリングは、そのような仕事に関連する悩みを総合的に相談できる場なのです。
「現職を続けるか、転職するか、悩んでいます。
自分の役割が曖昧で、専門性もなく、職場に目標となるような人もおらず、このまま勤めていていいのかと不安を感じています。
これまで残業が多い、上司と合わない、などを理由に転職してきて、転職回数が多いです。年齢も高くなり、転職先があるのかも不安です。
転職活動の進め方、企業の選び方など、アドバイスをいただきたいです。」
(40代・女性)
「全国転勤のある会社に勤めています。先日、会社で評価され、希望部署への異動を打診されました。異動する場合、転勤することになります。
せっかく評価され、異動のチャンスを掴んだので、このチャンスを掴みたい気持ちが強いです。ただ、妻や子どものことを考えると、自分のキャリアだけを考えた行動を取るわけにもいかず、どうしたらいいか結論が出ずに、ぐるぐると悩んでいます。」
(30代・男性)
「家事育児をしながら仕事をしていますが、疲れやストレスがたまると、すぐに体調を崩してしまい、ギリギリの状態で何とか働いています。働きたい気持ちはあるのですが、どのような仕事ならできるのか、どのように探せば良いのか悩んでいます。
頑張りたいのに体がついていかない、他の人はできていることがなぜできないのかという悔しい気持ちと、また仕事を辞めることになるのでは、今後どうしたらいいのかという不安が強いです。」
(30代・女性)
先述の通り、キャリアカウンセリングは就職や転職の相談に留まりません。「今のままでいいのかな」という漠然な不安だとしても、不安があるよりはない方が仕事は捗りますよね。
キャリアカウンセラーはキャリア形成のプロで客観的な視点を持って様々な人の事例を話すこともできます。まずは気軽に、キャリアカウンセリングでその不安を聞いてもらうのも良い方法ではないでしょうか。
キャリアカウンセリングでは、あなたの今までの経験をカウンセラーと共に振り返り、あなたにとってのやりがいや大事なこと、性格や能力を整理していきます。そうして自分を見つめ直していくうちに視野が広がり、目標とすべき次のキャリアが見えてくるかもしれません。
目指すべきキャリアが見えていても、そこに至るまでの道筋まで見えているとは限りません。実際に採用面接を受ける段になって、面接官を相手にどう自分の強みをアピールすればいいかわからなくなるのはよくある話です。
キャリアカウンセリングを通じて自分のこれまでの経歴を振り返り、アピールする強みを探ることができます。専門家の客観的な視点を入れることで、一人では気付けなかった新たな自分の魅力や強みに気付けるかもしれません。
公的機関のキャリアカウンセリングの場合、その組織がどれだけ就職支援に注力しているかによってキャリアカウンセラーの質が大きく変わってしまいます。
場合によっては、資格を持たない、十分な専門知識のない人がカウンセラーを名乗っていることもあり得るでしょう。
また民間企業が無料でキャリアカウンセリングを行えるのは、求人を出している企業に人材を紹介することでその企業から報酬が得られるというビジネスモデルだからです。
具体的な就職先、転職先の候補を探している場合は合わせて活用できますが、ただ「悩みや課題を解決する場」とは親身に言い切れないことは注意が必要です。
一方で有料のキャリアカウンセリングは、「自分に何が向いているのかわからない」、「何から始めたらいいのかもわからない」という悩みに腰を据えてじっくりと相談に乗ってもらいたい人におすすめではありますが、相談回数や所要時間に応じて費用が発生するので、プランなどをよく確認しましょう。
また、どのキャリアカウンセリングを選んでも、カウンセラーが答えを出してくれるわけではありません。アドバイスを参考にしつつ、自分で考え、行動する姿勢が重要です。
ハローワーク
「どのような仕事・職業を選べばいいか分からない」という方に向けて、転職・再就職支援、職業訓練の案内をしています。
ハローワークで相談することで、専門実践教育訓練給付金の受給に繋げていくことも可能です。
ジョブカフェ
39歳以下の若年層の求職者向けのキャリア相談窓口です。
46の都道府県が設置しており、ハローワークを併設しているジョブカフェもあります。
地域の特色を活かし、カフェのように気軽に相談しやすいのが特徴です。
大学や専門学校のキャリアセンター
学生の場合は、学校のキャリアセンターを活用するのもおすすめです。学校の掲示板などお知らせを確認してみましょう。
転職エージェント
大手転職エージェントは無料でキャリア相談が可能です。転職を前提としているカウンセリングなので、転職意向が強く転職活動を始めたい人にはおすすめです。
国家資格である「キャリアコンサルタント」を持つカウンセラーや、国際的なキャリアカウンセリング資格「GCDF-Japan認定キャリアカウンセラー」を持つカウンセラーは、専門知識があり、質の高いカウンセリングが期待できるでしょう。
転職支援、自己分析、キャリア設計などに特化したキャリアカウンセリングサービスがあります。「マジキャリ」、「ポジウィルキャリア」、「キャリドラ」などが挙げられます。
心理カウンセリングと合わせてキャリアの相談をすることも可能です。
キャリアの問題は、仕事の内容だけでなく、人間関係や家族との関係性、経済面、居住場所など生活と切り離せない問題です。
キャリアを中心にした悩みを総合的に相談し、一つずつ紐解いていくのもおすすめです。
オンラインカウンセリング「cotree」は、登録カウンセラーの中から、自分に合うカウンセラーに相談できるオンラインのカウンセリングサービスです。臨床心理士・公認心理師などの心理の専門家だけでなく、キャリアカウンセラーも多数登録しています。
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